「紀見峠駅」 「紀見峠駅」
大阪から長い紀見トンネルを抜けると、そこは酔い痴れるほどの桜の園 春死なん  そのきさらぎの  望月のころ
(写真をクリックすると別ウィンドゥで大きな写真がご覧いただけます) ▼紀見峠
南海高野線「紀見峠駅」 駅前から そこかしこにと桜が植えられている。
南海高野線「紀見峠駅」の桜が素晴らしいと聞いて出かけてみた。「美加の台駅」を過ぎるとトンネルに入る。ここから和歌山との県境を越えるまではトンネルの連続である。車窓の右に突然桜のうねりが押し寄せる。「天見」の駅である。山々に囲まれ、青空を見るには見上げなければ視界に入らないといった意味だろうか。「天見」の桜を後に長い長いトンネルに入る。そして、トンネルを抜けると、そこは・・・・・“桜源郷”だった。   大阪から紀見トンネルを越えた1つ目の小さな駅。そこが「紀見峠駅」である。普段は何の変哲もない寂れた駅と集落が忘れ去られたように存在する。しかし、この季節はその1年の憂さを晴らすかのように集落全体が春の装いを謳歌する。そこかしこの路地を歩く。至る所に桜が植えられている。あちらの桜の元へ、そちらの桜の元へと足が自然に向かう。ふと、振り返れば今居た桜が違った顔を見せる。散り落ちた花びらを頭から掛け合う姉弟がいる。集落の中を花に酔い痴れながらさまよい歩く。
やがて散り落ちた花びらが水面を覆い、集落の春は終わる。 この先にも・・・
 
花、また花の織りなす響宴・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
国民宿舎「紀伊見荘」 マス料理を楽しむも、よし。 山桜はすでに宴の後。 花と線路。
帰り、あれほど桜に食傷したはずなのに車窓から見た「天見」の桜が見たく、途中下車する。たしかに“きれい”だ。しかし、なにか薄っぺらなのだ。「紀見峠駅」の桜を見れば、「天見」の桜はプラスチックのオモチャみたい・・・。ここは早々に切り上げて、せっかくだから次の「千早口駅」までの遊歩道を歩いてみる。天気は上乗。エネルギーの補給にはミルクキャラメルが2個残っている。   緑の山腹にその存在感を示す1本の桜、遊歩道脇に植えられたしだれの桜、色鮮やかな桃の花、名も知らぬ白い花を付けた大きな木・・・春、だ。畑にはエンドウ豆が白い花を咲かせ、空豆が紫の花をつける。あぜ道を黄色いタンポポの花が縁取り、一面の菜の花が目を楽しませてくれる・・・春、だ。木々には新しい芽が息吹きやがて黄緑色となって生きる喜びと活力を与えてくれる・・・春、だ。
「天見」の桜は南海高野線と国道371号線に挟まれた空間を花の園に一変させる。
 
この道は手軽にのどかな山里の田園風景を楽しめる。季節ごとに歩きたい道。 桃と菜の花
「美加の台駅」のトンネル 紀見トンネルを越える マス釣 「天見」
「美加の台駅」を過ぎるとすぐに最初のトンネルが。 紀見トンネルを越える・と マス釣に興じるも、よし。 行きに見た花に誘われて途中下車。
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