錦繍の幽玄境、赤井谷

赤井谷一帯はほんみち教さんの私有地で素晴らしい自然を守ってくださっている。前日に電話を入れ快諾を得て、168を快調に走って旭橋を右折。この分では7時半頃にはスタートできそうだと思っていたら、突然路肩に停まって、相棒がまさかの車酔い。太尾登山口まではこれからが本番のカーブの連続。発電所を過ぎるとまたダウン。しばらく休憩して5,6台の車を見送って再出発。今度は数分でダウン。また何台かの車を見送る。今度は重症でしばらくは動けそうにもない。太尾登山口まで歩くと1時間半くらいの場所に居る。この時点で赤井谷は諦めて、歩いて釈迦ヶ岳ピストンを目指すから、体調が整えば後から追っかけてくれと相棒と別れて林道を歩く。この辺りの紅葉は真っ盛り。予想以上に楽しく歩くこと50分で相棒到着。体調万全ではないものの何とか行けそうとのことでとにかく太尾登山口へ予定より2時間遅れで到着である。釈迦ヶ岳へと向かうが、とにかく赤井谷まで降りて雰囲気だけでも味わって適当なところから引き戻そうかと枝尾根に入る。10分あまり下ると、登り返す手前に赤井谷への降下ポイント。最初の下りは転げ落ちそうなと思うくらいの急傾斜。これを登り返すのかと思うと気が萎える。



急傾斜を過ぎるとあとは緩やかな傾斜となり、そこは苔と自然林の織りなす癒しの森。微かな踏み跡はあるが気に入った場所を選んでほぼ涸れ沢沿いに下り、赤井谷に出合うと右岸を辿る。赤井谷に出合って休憩せずに15分ほど歩けば、見た目以上に丈夫な橋で対岸に渡る。この先は赤と水色のペンキに誘われて左岸沿いに進む。踏み跡を外れてあちらこちらへと逍遙したい衝動に駆られるが、今日はアクシデントがあって時間が許さない。こんなに広くてこんなに奇麗な空間を満喫できる幸せ、さらに紅葉まっただ中!



さて、引き返すタイムリミットは12時。赤井谷から離れて小さな沢を渡る橋のたもとで昼食休憩。まさに12時。え〜い、行っちゃえ〜。20分の大休止で慌ただしく深仙宿を目指す。すぐに傾斜はきつくなって錦繍の幽玄境ともお別れである。水色ペンキのお陰で道を迷うことなく笹を踏み分けて3年前にテント泊して以来の深仙宿。ここでコーヒータイムだが相棒はまだ体調回復せずにコーヒーとデザートはお預け。釈迦ヶ岳山頂は見送って千丈平へのトラバース。このトラバース、想像以上の登りがつづく。千丈平のテント場で小休止。あとは稜線を振り返っては釈迦ヶ岳や大日岳、深仙宿の展望を楽しみ、見下ろしては赤井谷の紅葉に思いを馳せて太尾登山口まで最後の力を振り絞る。で、思ったよりも早くに登山口。こんなことならもう少し赤井谷で遊んでいたかったなー。帰りの車の中の相棒の惨憺たる有様はご想像の通りである。



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