観音講(かんのんこう)山は、一徳防山と二ノ坂峠を行き来する際、松の幹に括り付けられた山名表示板によってその存在を知る事ができる。何気なく歩いていると素通りするような場所で、展望もほとんどなく、どこか他の場所からもこれと特定できることはないと思う。ただ、この辺り一帯は4月中頃になるとコバノミツバツツジで彩られ、何とも奇麗な幽玄境と化す。

観音講山山名表示板

そのまま通り過ぎてしまうようなピーク



コバノミツバツツジに彩られた山の小径
4月に一徳防山や編笠山に行く機会があればぜひこの観音講山を通過するようにコース取りされるといい。観音講山とは奇妙な山名だが、観音講とは現当二世にわたる幅広い利益を願う民衆信仰の代表的存在であるさまざまの観世音菩薩の徳をたたえる集まりで、各地にその名残がある。ただ、この場所で観音講が開かれていたのはおかしいので、山梨県北杜市白州町の民間信仰では「山仕事をする人達の問で山の安全を祈るもの」としての集まりであったとされており、山の神/さいの神に近い意味で観音講山と呼ばれたのかもしれない。










